今回の患者さんは、カーブスに行き始めて3ヶ月、階段の上り下りがしんどくなくなったのに、庭木の剪定をして木を引こづって動かして股関節痛と坐骨神経痛が発症して歩行困難になった67歳女性です。
ここから1週間で歩行困難から回復し、以前の8割ぐらいのペースで歩ける様になりました。
今回、行った運動は長年の蓄積で硬く動かなくなった背骨を回復させる運動です。背骨が滑らかになり歩いている時の横ブレが減ります。
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診療時間は 月、水、木、土、日 9時〜12時、15時~19時 休診:火、金、祝 |
ご来院されている患者さんの経過を紹介します。
・お悩み:股関節痛、坐骨神経症
・年齢性別:60代女性
股関節は骨盤や膝と同時に動く場所です。
悪くなる原因は大別すると、
・股関節の機能が悪くなる
・形が悪くなる
大きく分けてこの2つになります。
この患者さんは当院に来る前に、病院に行って坐骨神経痛と股関節炎の診断名をもらったものの、湿布、抗炎症剤、痛みどめと安静の指示だけでした。
指示通り安静にするために、デスクワーク主体に仕事を変更し、家ではコタツに居座ることが多くなりました。
しかし、改善しないどころかだんだん酷くなり歩けなくなったそうです。
話を深堀して、検査をすると、腰と背骨に原因があることがわかりました。
腰に、下の写真の方向に力が掛かっていたのです。
【骨盤の前傾と後傾】
股関節は骨盤にはまり込んでいるため、その影響を大きく受けます。
【骨盤と股関節の関係】
恐らく原因は、マシントレーニングによる局所的な筋肉の付き方により骨盤が写真の様に回転し、股関節に余裕が無くなっていました。更に木を引きづる動きにより、骨盤と股関節は良くない方向に引っ張られたと考えられます。
そのため、湿布を貼ったり、患部に電気治療をしたとしてもこの引っ張りが続く限りは股関節は中々に改善しないのです。
そこで、初診で来院された時に腰を元の状態に戻すようにしました。
また背骨を全身運動のなかで動かしました。
施術と運動後は、痛みと左足の不安定感が半減し随分と楽に動けるようになったと言います。
1週間後に来院された時には「だいぶんマシになって」と仰ってトイレに楽に座れるようになったことや、氷による冷却、家の中をウォーキングシューズを履いて40分歩くリハビリをしていると教えてくれました。
やはり腰が原因による股関節の動き制限だったのです。
2週間後に来院された時には、椅子に座った状態で股関節を90度以上に曲げられるようになり、寝た状態なら膝が身体に付くほど動かせるようになった、運転も楽にできるようになったし、歩くのも平気だしと嬉しそうに教えてくれました。
3週間後に来院された時には、寝返りの痛みが無くなるも、気になるのか患部の左股関節周りを摩る癖が残っていると教えてくれました。動作は3週間前と比べると比べ物にならないほど良くなっています。
その後は施術やトレーニングを続け、来院するたびに痛みは減り、正常な動作が出来、正常な歩き方に近づいた状態になりました。
過去に階段から酷く転倒した尻もちを何度かされていて、その結果に上半身にも影響が出ていたため首や肩などの施術も含め、本来の自然な体を取り戻す取り組みを現在はしています。
現在は股関節や足首も含めて腰から下の関節を滑らかに動かせるようにすることで、痛みが再発しない体作りをしている最中です。
和整体 青野
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