乗り物に乗って移動していると眠くなることが誰もが1度はあったのではないでしょうか。
座った状態で眠くなるとウトウトと頭を前後に揺らす、船を漕ぐと言われる状態になります。
この時、首に加わる負荷は想像以上に深刻です。
そのため座って寝るときは気をつけて根本改善に繋げてほしいと思います。
実は座ってウトウトはとても首を痛めやすいのです。
起きている時は、筋肉で瞬間的な負荷から首を防御しています。
しかし、寝ている状態では首を守っている筋肉を働かせることが出来ません。
そのため、頭を前後に揺らすたびに首に衝撃を加えてしまいます。
足を組む状態は身体に良くないと多くの人が知っています。
ウトウトしている時の負荷は、足を組む負荷より何倍も危険な状態です。
乗り物の動きに合わせて加わる慣性の働きや、振動から受ける負荷を無防備な首へ加えてしまいます。
一度ではなく繰り返し同じ箇所へ負荷を掛け続けるため、大きな健康被害を受けていると言えます。
直ぐ身体の不調として現れるとは限りません。
2〜3日過ぎて現れる場合もあります。
少しでも負荷を減らすためには、ネックピローを使うかフルフラットに出来るシートを利用すると良いです。
ネックピローの素材は低反発やビーズのものより、高反発や空気を入れるタイプのものを使うと良いです。
また寝ないように頑張ることも1つの対策になります。
健康な方であれば直ぐに不調になることはありません。
しかし、普段から首や肩に症状を持っている方は注意して下さい。
ウトウトして負荷を日常的に掛けていては首の状態は悪くなる一方です。
根本改善のためにもウトウトしない仕組みを作りましょう。