「先生の施術がとても効果出来であったことに加えて、自分自身も自分の体と向き合うことができるようになった。痛みをとるだけでなく、これから元気に人生を楽しむための身体づくりも行うことができます。ぜひおすすめします！」

今回の患者さんは尾道市美ノ郷町三成からお越しの左臀部から太ももの外と小指にしびれ痛みのあるヘルニア坐骨神経痛の方の経過です。

腰痛の始まりは、15年前にタイヤ止めに引っかかり後ろに転倒して尻もちをついてからです。直後は平気だったのに、1時間後に動けなくなり、よく分からないまま入院になりました。そこからぎっくり腰になりやすくなり、その都度の対応は整体に行くことだったと伺いました。徐々に悪化して仕事で立っているのが辛くなり、歩くと左の太ももの外側から小指の感覚がなくなると言います。

整体や指圧、鍼灸へ通うも、総じてその時は良くても直ぐに元に戻る状態だったそうです。

この方が当院に通って症状改善に至るまでどういった経過を辿ったかお伝えします。

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ご来院されている患者さんの経過を紹介します。
・お悩み：ヘルニア、左の坐骨神経痛
・年齢性別：39歳　女性

症状は、左の臀部から足の小指までの、下肢の外側にしびれ痛みです。座っていても、歩いていても”ジーーン”と痛みを感じる状態でした。
仕事柄、黒板の前に長く立ち続けなくてはいけません。しかし、この症状は足の感覚を奪うため立っているのも辛く、壁に体重を預けながら仕事をするようになってしまいました。

今まで、違う整体や鍼灸へ行って電気をしてもらったり、指圧をしてもらったり、病院で牽引を受けたり、シップを貼ったりしていたそうです。施術を受けた直後の痛みは軽減します。しかし、時間が経つとまた元に戻ってしまいます。「この症状はいつまで続くのか、終わりが見えない」と不安を口にしていました。

運動不足を解消しようとジムに行き、ウォーキングマシンやストレッチ教室で頑張ってみました。しかし思うように改善できません。

このように色々試しても、効果は殆どありませんでした。そして、徐々に進行していくなか、耳鳴りやメニエール症状も現れ始めます。
「悪化してるかも・・・」、特にそう明確に感じたのは痛み止めの効果を感じられなくなってからでした。

そんな時、和整体のホームページを見て他の整体とは違うと感じ取り来院されました。

この方の根本的な原因を探ります。

強烈な尻もちから、骨盤の運動に問題を起こしています。
動きに不正を起こした状態から時間の経過を経て、簡単な動きでも身体を支えられなくなっていました。

このように足腰のバランスを悪く時間経過すると、上半身は不安定になり内リンパを溜めてバランスの安定を高めようとします。その結果、メニエールや耳鳴りといった症状を引き起こしてしまいます。

今回は骨盤の問題と時間経過による症状だったため、指圧や鍼、電気や痛み止め薬を飲んでも原因は改善しませんでした。

ジムでの運動も、ウォーキングマシンでの長時間ウォーキングは別の場所の負荷を高めてしまいますし、ストレッチも関節を痛めてしまいます。解決のための行動は裏目に出てしまいました。

このようなケースでは、尻もちにより骨盤は回転を強制され関節は動かなくなります。身体の動きの要点を動かせないため、他の部分に負荷を掛けてしまいます。そのため骨盤に加わってしまった外力を抜き取れば良いのです。しかし、時間経過により足腰の支える力はありません。そうなると外力を抜き去っても安定できないため、直ぐに再発をしたり不安定になります。まずは足腰を強くする方針を取ります。

足腰を強く出来ると、安定するため症状の軽減も狙えます。

このように説明を行い、少しでも支えやすいように足腰の調整を行いました。そして足腰を強くするためのトレーニングを宿題として出します。また炎症を抑えるための冷却も取り組んでいただきました。

徐々に骨盤を動かせるようになると、症状は変わってきます。

骨盤の動きを代償して、常に緊張していた筋肉は本来の収縮リズムを行えるようになります。四六時中に緊張していては、痺れたり、力を入れにくくなったりします。その原因を変えていったのです。

文章にすると簡単です。しかし、この方は歩くのも辛い坐骨神経痛でした。リハビリのためとはいえ、ウォーキングをするのは大変苦労されたと思います。
徐々に経過は安定し、3ヶ月を迎える頃には、1時間歩けるようになり、痛みや痺れは半減します。
半年後には、調子を悪くしても教わった体操など対策を自分で行い調子を整えられるようになったと報告されました。

この方は、趣味が旅行です。
私も趣味が旅行なので、身体を悪くしない荷物の作り方や、乗り物の乗り方、旅行先でのアドバイスを伝え、改善しながら旅行にも行けるようになりました。

今では痛みやしびれから解放され、より自然な身体を目指す骨盤ダイエットに取り組んでいます。4ヶ月で-5kgと順調に痩せています。
「普段の運動と、食べ物を少し気をつけただけなのに痩せられる」と喜んで頂いています。

今回は、尻もちにより正常な動きを失い、経年変化を経て足腰は衰弱、ちょっとした動作や負荷で全身に症状を出現させる状態でした。そこに対する他の施術の対応は結果に対する対処療法で一時しのぎにしかならかったようです。一時しのぎを繰り返して時間の経過から身体はどんどんと悪化してしまいます。また、体を改善させようとしても、間違った知識から行動してしまっては良くなることは難しいです。

もし、一時しのぎの対策を繰り返し、悪化させ、間違った取り組みをしていると気がついたら一度ご相談ください。

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