「ズレた骨があるべき位置にある。そして、それが、痛みをとれることが理解できて、自分の普段の生活レベルが向上した」
今回の患者さんは岡山県新見市からお越しのバレーボールで転倒し、右膝は腫れ痛み、病院に行っても改善しなくなった方です。
この方が当院に通って卒業されるまでどういった経過を辿ったかお伝えします。
※膝痛でお困りの方はこちらをクリック
診療時間は 月、水、木、土、日 9時〜12時、15時~19時 休診:火、金、祝 |
ご来院されている患者さんの経過を紹介します。
・お悩み:右膝痛
・年齢性別:58歳女性
元々、よくバレーボール中に転倒し軽い膝の痛みはありました。ついに痛みが酷くなり病院に行くと膝の水を抜きヒアルロン酸を注射されました。注射の後はいつも痛くなりながら通院を続けていました。4回目の水抜きと注射の後に酷く悪化、病院では注射が骨に当たったと説明されました。
病院の指示通りに安静にし、サポーターを使用してみたり、シップを貼ってみたり、毎週火曜日に鍼灸とマッサージに行ってみたり、筋膜リリースを受けてみたり、Youtubeの膝に良い体操を試してみるも改善する気配はありません。
そうしているうちに、坐骨神経痛まで発症してしまいます。
アクセルを踏むと右の太ももから膝までに突っ張り感を感じ、歩くときの足を離す瞬間に強い痛みを感じ、夜に寝ていても痛みで目が覚めるようになりました。膝のお皿の内側上方にギューとした痛みを感じると仰っていました。
このままでは、28歳から30年間続けているバレーが出来なくなるし、これから田植えをしなければならないのにと不安になりネットで検索し2時間掛けて来院されました。
一般的には、膝痛は構成される3つの骨の異常、靭帯や半月板などの軟部組織の異常、筋肉の異常から起こるとされています。そのため対処は、膝や膝周囲へ限局していることが多いです。
徒手検査をすると骨や半月板や靭帯には問題はなさそうです。
根本的な原因を探ると、右の足腰に突き上げられるような外傷の蓄積による関節の隙間の異常が見つかりました。雑に言うとズレている状態です。
膝を含む足は、骨盤と連動して動くため、動きの起点となる骨盤の自然な動きを起こせない状態は膝に大きく負荷を掛けてしまうのです。
バレーボールは、膝自体を衝くことや、尻もちから骨盤の動きを妨げるような力を何度も繰り返します。その結果、骨盤の関節は動きを制限され、時間の経過と共に身体に歪みとして現れます。
バレーボールを休むより、継続しながらの改善を望まれました。本人の希望により、足腰のダメージに対する許容量を増やす”骨盤を強化する”+”骨盤の自然な動きを取り戻す”方針で改善を図ります。
ダメージを少しずつ抜くような施術と体操を行いました。
そうすると、病院で坐骨神経痛と診断された症状はその日に改善し、痛みで目が覚めることはなくなったそうです。
痛くてもリハビリとして歩く指示も出しました。
来院して1週間後には、軽く歩けるようになるものの、歩いて15分ほど経つと痛みを感じるため歩き方を色々試していると報告をうけました。
2週間が経過する頃には、良い日と悪い日の波はあるが適度に歩いていると痛みはなくなります。骨盤の動きが正常に近づくと膝の動きは良くなった成果が出ていると思われます。
4週間が経過する頃には、膝の痛みは無くなったと言います。今まで気にしていなかった腰回りの症状を感じるようになります。感覚が正常に近づくと、今まで感じなくなっていた違和感を感じ取れるようになります。
本当はもう少し通院してもらいたいところですが、片道2時間近く移動に掛かり負担が大きいです。車の振動や運転姿勢も体に良いとは言えません。そこで自分で出来る体操や対策をお伝えして7週間で卒業となりました。
この時点で、坐骨神経痛の違和感と膝の痛みは9割なくなっていました。
これは、元々ウォーキングをしたり身体を動かして身体の基礎が高いため早い回復が出来ました。
もし、サポーターを使用しても、シップを貼っても、鍼灸やマッサージや筋膜リリースに行っても、Youtubeにある膝に良い体操を試してみるも改善されない場合は一度ご相談ください。
※膝痛を早く解決したい方は今すぐこちらをクリック