患者プロフィール
- 名前: 堀田さん
- 年齢: 85歳女性
- 居住地: 因島土生町
- 生活背景: 高血圧と内臓疾患、坐骨神経痛と脊柱管狭窄症の診断。子供は二人(正常分娩※)。コロナ期間中の自粛により外出が減少し症状が悪化。
※正常分娩が出来ていた頃は、骨盤に問題がなかったと言える。そこから、どのように体が変化していったのかを調べることが過去に遡って原因を調べるうえで必要になる。
症状と悩み
- 主訴: 身体のゆがみ、腰の痛みとしびれ、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症による歩行困難、背中が曲がって寝たきりになりそう
- 経過: コロナ自粛で動かなくなり、徐々に動けなくなる。2年前から掃除やシャンプーで腰が痛くなることがあった。
- 影響: マッサージに通っていたが効果なし※1。塗薬やプールウォーキング、体操教室を試した※ 2が、痛みは改善しなかった。
※1 マッサージは大正のころなどよく歩いている状態で受けると格段に状態が良くなる場合があるが、現代人の体の使い方には合わない事が多い。
※2 体操は人間が遊びの中で作り出した動きであり、緻密な全身運動とは言えないため重症の場合には改善に繋がりにくい。
他院での治療経過
堀田さんは整形外科で脊柱管狭窄症と診断されました。
手術は避けたいとの希望があり、塗薬やプールウォーキング、体操教室に通っていましたが、痛みは改善しませんでした。
当院での見立てと施術方針
来院時、詳細なカウンセリングと検査を行い、以下の問題点が明らかになりました:
- 歩行不足と体の癖: コロナ自粛で動かなくなったことが主な原因で、元々の歩行不足が素因としてありました。
- 体の固まり: 胸腰椎移行部の癒着がひどく、体の回旋ができない状態。背骨全体が硬くなっている。
- 生活習慣: 日常的な歩行の欠如と、非生理的な運動習慣が体に悪影響を及ぼしていました。
これらの問題に対し、以下の施術方針を立てました:
- 骨盤の潤滑性の改善: 骨盤の仙腸関節の潤滑性を高める施術を行い、体のバランスを整えました。
- 歩行と姿勢の指導: 重心を使った立ち座り方法や四つ這い運動、氷冷法などを指導しました。
- 背骨の機能改善: 背骨の固まりを解消するための運動と、腕振りを取り入れた動作指導を行いました。
他の治療法との比較
腰痛に対しては様々な治療アプローチがあります。当院の整体施術と他の一般的な治療法を比較すると:
- 薬物療法: 即効性はありますが、根本的な原因に対処しない場合があります。当院の施術は、骨格の調整を通じて原因に対処します。
- 手術: 手術は侵襲的ですが、極端な状況では効果的です。手術にはリスクが伴うが、当院の非侵襲的施術ではそれを回避できる。
- 理学療法: 運動療法が中心であり、当院の療法を併用するとより効果的な場合もある。
- カイロプラクティック: 侵襲的で、対処療法的な骨格の調整に重点を置いています。当院なら根本改善の考えから軟部組織や筋肉にも安全にアプローチします。
当院では患者さんの状態に最も効果的な治療法を提供しています。他の整体のように対処療法だけではありません。一方、緊急時には病院での治療が優先されることもあります。
当院での施術結果
施術を続けることで以下のような改善が見られました:
- 初回施術(6月13日): 骨盤の仙腸関節の潤滑性を高め、重心を使った立ち座り方法を指導。痛みなく立ち座りができるように。
- 1週間後(6月22日): ハイハイ運動を追加し、歩行リハビリの準備を進める。痛みが減少し、プールウォーキングのデメリットを説明し、少しずつ外を歩くよう指導。
- 3週間後(7月7日): 左臀部の痛みがなくなり、腕振りや肩甲骨はがしを行い、背骨の機能改善を図る。
- 1か月後(7月13日): 四つ這いのハイハイ運動を復習し、顔を上げて背骨のS字を回復させる。15分歩けるようになる。
- 2か月後(8月17日): 畑作業でも痛みが出なくなり、股関節の施術を行う。
- 3か月後(9月7日): セルフケアの重要性を伝え、時間割を作成。痛みはなくなり施術を終了。
体験者の声
- 初回の感想: 「原因をしっかりと探り、丁寧に施術してもらえて安心しました。」
- 施術の感想:
- 「痛みが減り、夜もよく眠れるようになりました。」
- 「歩行の指導を受けて、歩き方が良くなったと実感しています。」
- 「セルフケアの方法を教えてもらい、自宅でも取り組めるのが助かります。」
施術効果の背景
堀田さんがここまで回復するのに時間がかかった背景には、普段からの歩行不足がありました。人間は動き続けるように設計された生き物であり、特に歩行は以下の理由から重要です:
- 動き続ける重要性: 人間は動き続けるように設計されており、特に歩行は体の様々な機能を維持する上で重要です。
- 重力の影響: 重力の影響を受けながら動き回ることが大事であり、逆に無重力環境では筋肉があっても立てなくなり、老化が進むことがあります。
- 身体耐性の向上: ウォーキングは身体の耐性を高め、激しい運動や重いものの持ち上げ、悪い姿勢にも耐えられるようにする。
長期的な経過と継続的なケア
12回目の治療で症状がかなり改善したとしても、腰痛の再発を防ぐためには継続的なケアが必要である。:
- 定期的な経過観察(1ヶ月ごと)
- 自宅でできるストレッチや運動指導
- 生活習慣の改善アドバイス
- 必要に応じたメンテナンス施術
この患者様の場合、施術後1年経過した時点でも症状の再発はなく、日常生活やスポーツ活動を支障なく行えています。ただし、個人差があるため、長期的な経過は患者様によって異なる場合があります。
※現代人の生活環境では運動不足になりやすく、症状の再発防止や身体のメンテナンスのため、定期的なケアが重要です。今後も患者様の状態に応じて、継続的なフォローアップを行っています。
初診予約のご案内
このような坐骨神経痛や脊柱管狭窄症による痛みやしびれ、歩行困難にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。多くの患者様が初回の施術で違いを実感しています。今すぐご予約を!
下記のバナーからお友達追加を行いLINEで簡単ご予約!ご質問も承っております。
ラインからの問い合わせが一番スムースにやり取りを完了できます。
または、こちらから問い合わせフォームにご記入ください。
>>https://01nagomi.com/contact
本症例は実際の治療例ですが、効果を保証するものではありません。ご自身の症状でお悩みの方は、まずはカウンセリングにてご相談ください。